覚満禅師(1300年頃の僧)は,瑞巌寺の前身である臨済宗円福寺第6世の住職でした。
あるとき,この石を見て中国の径山寺が火災であるという異変を感じ,寺中の僧を集めて石に水を注がせ,径山寺の火災をおさめたことから,防火石として今に伝わっています。
後にお礼として贈られてきた鈴は,瑞巌寺の宝物として伝わり,今でも除夜に行われる火伏せの儀式に使用されているそうです。
(松島町指定文化財・覚満禅師の墓と防火石 その説明書きから書き出しました)

手前の大きな石が防火石です。「火鈴」という大きな鈴を使った瑞巌寺火伏せの行事は大晦日の夜に行われるようです。