松二小の児童のみなさん、こんばんは。学校の玄関前で、毎日、雨にも負けず、風にも負けず立っていて、右手で薪(たきぎ)を背負い、左手にスマホでなく本を持って勉強している方の名前を知っていますか?

答えは「二宮尊徳(にのみやそんとく)」さんです。
今からずっと昔、江戸時代の終わり頃,農家に生まれた人です。
今日は、二宮尊徳さんのお話を紹介しますね。
ちょうど尊徳さんは、皆さんと同じくらいの年齢の時に、川の氾濫で田畑を流され,ご両親ともに亡くなられたそうです。
ご兄弟もばらばらに親戚の家に預けられるなど,とてもつらい思いをされたそうです。でも、そのつらさに負けないで、尊徳さんは毎晩勉強しました。
その一方で、尊徳さんは、お金を得るために荒れ地に菜種を植え、育て、その菜種から油を取って収入にしたそうです。
また,川のほとりにある小さい荒れ地を耕し、そこに捨てられた稲の苗も植えて育てたそうです。
するとどうでしょう。
秋にはしっかりとたくさんのお米を収穫することができたそうです。
尊徳さんは,このような経験から自然の恵みを生かし、そして,感謝し、小さな努力の積み重ねが大切であることを学んだそうです。
松島二小のみなさんは、尊徳さんのお話から何を感じましたか。
「こつこつがんばる」ことはおうちの人や先生からもよく言われていると思います。
大切なのは、「頭では分かっていてもそれを実際に行動にうつし、続けられるか」です。
もし,このお話を読んで「やらなくちゃ」と思ったら,どんなに小さいことでもいいのでやってみましょう。尊徳さんも喜んで、みなさんを応援してくださいますよ。

尊徳先生からのメッセージです。
「何をするにも元気が一番。こまめに、
うがいと手洗いもやりましょう。
マスクも忘れずにね!」