「シトラスリボンプロジェクト」ーコロナ禍で生まれた差別、偏見を耳にした愛媛県の市民グループがつくったプロジェクトです。具体的には、愛媛特産の柑橘にちなんだ、シトラス色(黄緑色など)のリボンを身に付けて「ただいま」「おかえり」の気持ちを表す活動です。12月10日の河北新報でも紹介されたように、松島町全体で取り組むことになりました。
早速、本校でも12月16日(水)に「シトラスリボン」活動を始めました。
まず、校長先生が放送で全校の子供たちに「シトラスリボン活動」の趣旨を分かりやすく説明されました。第一に、新型コロナウイルス感染症による差別・偏見やいじめはあってはならないことです。一人一人が強い気持ちを持つことが大切です。第二に、シトラスカラーで作られた3つの輪は、「家庭」「地域」「学校(職場)」を意味しています。新型コロナウイルスの感染が確認された後、安心して戻って来てほしいという願いが込められています。
次に、4~6年生が朝の活動の時間にシトラスリボンを作り始めました。担任も子供たちもみんな真剣に取り組みました。完成したシトラスリボンは、名札やランドセルに付けました。6年生の中には、休み時間に校長室で「叶結び(かのうむすび)」という難しい作り方に挑戦している子供たちもいます。
来週は1~3年生の子供たちに渡すために、もう一度4~6年生の子供たちでシトラスリボン作りをします。この活動を通して、子供たちには友達を大切にし、自分を大切にすることを学んでほしいと願っています。さらに、学校から松島町内、近隣の市町村、宮城県内・・・と視野を広げて、コロナによる差別や偏見をしない社会づくりに一人一人が取り組めるようになってほしいと思います。
校長先生のお話。「コロナによる悪いうわさでいじめや
差別があってはいけません。」
6年生教室。全員がモニターに集中して、リボンの作り
方を学びました。
担任の先生も分かりやすく説明しようと真剣です。
5年生教室。リボンの図を描き、子供たちにイメージを
伝えていました。
4年生教室。担任の先生が子供たちのところに行って、
作り方をアドバイス。
校長先生はじめ、養護教諭、通級担当、支援員担当など
多くの先生が「助っ人」に入り、一緒に作りました。
早くできあがった子は、友達にお手伝いする場面も。
とてもいい光景です。
「できた!!」満足そうですね。
みんなニッコリ。きれいにできていて、お見事です。
大切にしてね。リボンと一緒に、友達と自分を!
ご家庭でも「シトラスリボン活動」へのご協力をお願いします。併せて、新型コロナウイルス感染予防にもにも引き続きご家族で取り組んでください。