今週,久々に全学年の登校日を分散させて設けました。1年生以外の多くの子供たちは,一人2冊の本を図書室から借りていきました。以前,作家・俵万智さんの読書に関する記事を読みました。私(校長)は,若い頃から俵さんのエッセイをよく読んできました。俵さんは「小説や児童文学は10代,20代,30代と時間を置いて読むたびに,気付くことや感じることが変わる。例えば,サン・テグジュペリの『星の王子様』は,10代で読んだ時には何かを忘れるためにお酒を飲んで酔っ払う大人に滑稽さを覚え,20代ではバラの花に込めた恋心にグッときて,50代では絵描きになることをあきらめるシーンで大人が子供の可能性を狭めてしまっていると感じた」と言っています。さて,本校にもたくさんの本が入荷したとのことで,図書室担当の羽生先生に特におすすめの2冊を紹介していただきました。「へんしんトンネル」「おばけのバケロン」です。また,世界の名作童話集,例えば「ふしぎの国のアリス」なども1度は読んでほしとのことです。