仙台藩の儒学者「舟山万年」さんが、5年をかけて100回を超す調査を踏まえ、塩釜・松島の景勝について「塩松勝譜(20巻)」~塩松環海四山~という書物を
書き記しました。このことから、今回は、本町教育委員会生涯学習課の米城様を講師にお願いし、”松島四大観”と呼ばれる名所を巡る校外学習に取り組みました。
【偉観・多聞山(たもんざん)】
七ヶ浜町の毘沙門堂を見学しました。当地では、「美観」と呼ばれる名所だそうです。



【幽観・扇谷(おうぎだに)】
松島湾の入り江が扇のように浮かんで見えることから「扇谷」と呼ばれているそうです。



【麗観・富山(とみやま)】
山頂の大仰寺には富山観音があります。見学の後「座禅」もしていただきました。開け放たれた空間には眼前に松島湾の島々が美しく水面のきらめきも目にとまりました。このような中、凛とした空気を身にまとい、自らと再会する機会を得ました。取組を通して、忍耐力・集中力・精神力を養うことができました。貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。



【壮観・大高森(おおたかもり)】
東松島市宮戸島の中央部にあり、山頂から松島湾と太平洋の両方を目にすることができました。今回は、蔵王や奥羽山脈も見られました。松島湾は「世界で最も美しい湾クラブ」に日本で初めて加盟した湾であるとのことでした。大いに誇り、大切にしようとする気持ちが高まりました。
