子どもたちを取り巻く環境は、情報通信手段の普及により容易に多様な情報に触れることが可能な社会となり、利便性が向上した反面、インターネット、スマートフォン、SNS等の利用により、乳幼児期から本に親しむ機会や時間が無くなるほど、電子メディアの普及が子どもの読書環境に影響を与えている可能性にも言及され、子どもの「読書離れ」が一層指摘されております。
このような事態に危惧した国も、すべての子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるように、平成13年12月に「子どもの読書活動の推進に関する法律」を公布・施行し、平成14年8月に「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」(第1次)を策定、平成20年3月に第二次計画、平成25年5月に第三次計画、平成30年4月に「第四次子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」を策定し、現在これに基づいた取り組みが進められています。
本町においても、読書を通じて広い世界を知り、異なる世界の人・もの・ことに触れ学びを深めます。読書は、知識の獲得と共に、多様な価値観や幅広い教養、豊かな感性などを蓄え、言葉を介した経験を蓄えることができ、このことは、子どもの夢、憧れ、志を育み時代の変化にかかわらず、無限の可能性を広げていくことができます。このため、本町では「松島町子ども読書活動推進計画」を策定しました。