松島町歴史文化基本構想

 松島は日本三景の一つとして、松島湾に大小260余島の島々が浮かび、風光明媚で四季折々に異なる景観を呈する自然美と、瑞巌寺を始めとする歴史的、学術的に価値の高い数多くの文化遺産が、古来より訪れる人々を魅了し続けてきました。

 また、町全体を見渡すと、かつて宿場町として栄えた市街地や、松島の産業を支えてきた漁港と漁業集落、そして歴史的事業や干拓により形成された田園や里山的集落など、地域に住む人々が守ってきた景観があります。

 今後、松島が持続的に発展していくためには、松島で生活する人々が、自信を持って松島固有の美しい自然景観と歴史、文化景観等を後世に継承し、さらに新たな息吹を与えながら、誇りを持てる景観を創造し、暮らしを守っていく事が大切です。

 松島町では、松島固有の豊かな歴史・文化・風土・伝統や日々の暮らしを背景に、歴史文化資源の総合把握を行い、それぞれの特性を保全継承しつつ、松島町のまちづくりを未来へと繋げていきます。