ニュース以外あまりテレビを見ないのですが、NHK「香川照之の昆虫すごいぜ!」(カマキリ先生)は、大変面白く毎回欠かさず見ています。
テレビを見ながら、子どもの頃、飛ぶのが速く、全く捕獲ができなかったギンヤンマやアオスジアゲハなどを思い出しています。
子どもながらどうしたら捕獲できるのだろうかと、夏休みの宿題などほっぽり投げながら必死に考えていました。
最近の子どもたちはどうでしょうか。
トンボを捕ったりする経験も少なくなり、セミ、チョウ、カブトムシ、ザリガニなど、そのどれにも触れたことがない子どもたちも多くなったと聞いています。
嘘のような本当の話を紹介します。(前にも掲載したことがありますが。)
あるお母さんが,子どもにせがまれてデパートでカブトムシを購入したそうです。大切に飼育するのかと思いきや,カブトムシの手足をバラバラにして遊び始めたそうです。
母親は,驚いて,
「どうしてそんなことをするの,かわいそうじやない。」
と言ったところ,子どもは,
「接着剤でくっつけるからだいじょうぶ。」
と軽く言い返したそうです。
子どもは,生きているカブトムシに対して,まるでプラ模型を扱うような感覚くらいしかもっていなかった,というわけでした。
だからこそ、NHK「香川照之の昆虫すごいぜ!」などの番組は、貴重なのかもしれませんね。