インスタントラーメンが登場したのは1958年(昭和33年)でした。
以来,インスタント食品やカレーを代表するレトルト食品が出回り,食生活は様変わりしました。
さらに最近では、カタカナ名の食べ物が多くなり過ぎ、どんな食べ物なのか(見た目、味)、とんと分からなくなりました。
・ビーフストロガノフ
・キャラムーチョ
・アクアパッツァ
・アンチョビ
これは何ですか?というわけです。
特に、食べる機会がほとんどないイタリア料理やフランス料理などは、全く分からず店に入るのすら怖いものがあります。
極めて希に妻と二人で外に出かけ、「何かおいしいものを食べよう」と言っても、最終的には未知の食べ物よりも、味も見た目も味も十分に予測できる安全な(?)「サバ味噌定食」か「天ザル」あたりで落ち着いてしまいます。
「それなら家で食べられるでしょう」という話です。
「食は命なり」という言葉よく耳にします。
【命はイノチではなくメイと読むそうです。】
江戸中期の人、水野南北(1760~1834)の言葉で、彼は「飲食により、人間の運命は変わる」という意味で「食は命なり」という言葉を残しました。
栄養過多に陥りがちな現代の「食」は健康を害し、病気になり命を縮めてしまうことが多々あります。つまり、命を縮めるこということは、運命が変わってしまうということになります。
「食は命なり」は現代にも通じてはいないでしょうか。
昔、ある雑誌を見ていたら、「嘘のようなほんとの話」として、下の事例が紹介してありました。
・「お米を洗ってと言ったら,洗剤で洗う人がいた」まさかと思っていたら,世の中にはなんとほんとに…いるんですね。
・豆腐のあんかけに,小豆の「あん」をかけちゃった。
・落としぶたって,どんな豚料理なの?
・ゴマメって,どんな豆?
・さいの目ねぇ,サイってどんな目だったかしら?
・びっくり水って,どんな水?
・ほうれん草は切ってゆでるのよね。ブロッコリーがそうだもの。
・豆腐の水切り,水の中で切るんでしょ。
・三杯酢とは,カップ三杯の酢のこと。
・魚を背中から開くから,背開きでしょ。イワシの手開きは,手から開くのかしら。じゃ,イワシの手はどこ?
これがホントの話であれば笑えないお話しで、水野南北さん、頭抱えているかもしれませんね。
