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◆教育長室から(教育関係)


2020/09/18

感謝

| by 教育長

  

 文部科学省で作成した「心のノート 3・4年生」に掲載されていました詩です。
   この詩には、「感謝の気持ちを忘れずに、人を支えることができる人になろうという」というメッセージが含まれています。


  子どもたちには、この詩を読んでどんなことを感じたかなどを話し合いながら学習を進めていきます。
  保護者の皆さんは、どのようなことを感じたでしょうか。


               朝がくると
                                            まど・みちお

      朝がくると とび起きて
      ぼくが作ったのでもない
      水道で 顔をあらうと

      ぼくが作ったものでもない
      洋服を きて

      ぼくが作ったものでもない
      ごはんを むしゃむしゃたべる

   それから  ぼくが作ったのでもない 
   本やノートを

   ぼくが作ったのでもない
   ランドセルに つめて
   せなかに しょって

   さて ぼくが作ったのでもない 
   靴を はくと
   たったか たったか でかけていく

   ぼくが作ったのでもない 
   道路を

   ぼくが作ったのでもない 
   学校へと

   ああ なんのために

   いまに おとなになったなら
   ぼくだって ぼくだって
   なにかを 作ることが
   できるように なるために

  まど・みちお(1909年11月16日 - 2014年2月28日)は、日本の詩人。本名は石田 道雄(いしだ みちお)。25歳のときに北原白秋にその才能を認められ、33歳のときには太平洋戦争に召集された。詩作りは20代から始め、以来生涯にわたって詩を作り続けた。創作意欲の源は、政治・行政・教育・経済・戦争などに対する不満である。「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」などの、そのおおらかでユーモラスな作品は童謡としても親しまれている。表現の前に存在があるという意味で「存在の詩人」とも称された。(ウィキペディアより引用)



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