【児童生徒のケア】
今回,**中学校では,生徒のケアを含めた次のページにある「時期と段階に応じた心のケア」,「心のケアプラン」をもとに,1年間を見通した「学校再開プログラム」を作成し,そのプログラムに沿って生徒のケアにあたってきた。
このプログラムを策定するときには,複数の臨床心理士よりアドバイスをいただき,素人の思いつきで生徒たちの対応をすることがないよう,心を砕いた。
養護教諭を中心として心のケア対応を実施しており,折々にスクールカウンセラー(SC)に報告と相談をし,次の取り組みへのアドバイスをもらっている。
今回**中学校では,3月に修了式・離任式を実施できなかったので,4月11日に着任式を行う事とし,そこで担任発表を行った。4月11日までは旧学年での対応とし,11日以降は新学年での対応とした。
4月4日~8日までの間に旧担任が家庭訪問し,11日の着任式と担任発表について知らせるとともに,生徒の今の状況の把握と相談に乗ることで,学校との結びつきを強めた。
また,生徒と主に関わるのが担任であるので,学校を再開するまでに1度,学校が再開してから1ヶ月以内にもう1度,合計2回生徒の心のケアに対しての校内研修を持った。さらに,生徒の心のケアには家庭の協力が欠かせないために,学校再開後3週間目に保護者対象の心のケア研修会も開催した。 (K中学校)