子供に大切なのは,自信と自分を大切にする力ではないでしょうか。
それは植物の根のようなもので,深く広く張るほど大きな実りをもたらします。表面的なことにとらわれることなく,その子が大きく育つことを信じて心に豊かな水や栄養を与えてみませんか。 そして,その水や栄養となるのが,子供の良いところを見い出しほめることです。
躾について「七つほめて三つ叱れ」といわれますが,もっとたくさん,本気でほめるということに意識的に努力する必要はないでしょうか。
子供を本気でほめるためには,子供を良く見て,その子のよさを伸ばし,よりよい人格の形成を促そうとする姿勢を大切になってきます。
大人でもほめられるとうれしいものです。
ぜひ子供たちをほめてあげてください。
子供を良くするつもりで,「そんなことをしてはダメよ」「また失敗して,だめな子ね」「そんな簡単なことを間違えて」などと気軽に言ったつもりの言葉でも,それが繰り返されると,そのうち子供は「もしかすると、自分はバカか」「僕は本当にダメなんだ」と,子供のやる気を失わせてしまうのではないでしょうか。
