下の写真は、昭和期(昭和9年より昭和15年まで)の小学1年生が使用しました尋常小学の修身の教科書です。

《右のページ》
「モウ ゴハン デス カラ、カヘリマス。
マタ オヒル カラ、イッショニ アソビマセウ」
《左のページ》
ユウキチ ガ、ガバン ヲ、エンガハ 二 ナゲマシタ。
クレヨン ガ、ミンナ ヲレマシタ。

《右のページ》
「ヲヂサン、オヂサン ノ トコロ ノ ニハトリガ、
ウチ ヘ キテ、タマゴ ヲ ウミマシタヨ。」ト イッテ、
セイキチ ガ、タマゴ ヲ ワタシテヰマス。
《左のページ》
タケコ ノ オカアサンハ、ビャウキ デ、オキラレマセン。
キンジョ ノ 人 ガキテ、ガッコウ へ モッテ イク
オベンタウ ヲ、コシラエテ アゲマシタ。
それぞれの題材は、子どもたちに何を伝えたかったのでしょうか。
考えてみていただければ幸いです。
次は、現在の1年生が使用している特別の教科「道徳」の教科書です。
時代ですか、なんとも色鮮やかな教科書になっています。

保護者の皆様、1年生の気分になったつもりで、吹き出しの部分に言葉を入れてみてください。
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(追1)今回の掲載は、修身のすべてを容認しているのではありません。今の道徳と言葉遣い、教科書の色彩などの違いを知ってもらうために、取り上げました。その辺をご理解いただきますようお願い申し上げます。
(追2)久しぶりの大雪でした。雪かきしたので体中が痛いです。
天気予報では、また日曜日、雪マークが付いていました。十分に気をつけて週末を過ごしてください。