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◆教育長室から(教育関係)


2020/07/15

七つの子

| by 教育長

   昔の話です。

 童謡「七つの子」についての話です。
 歌詞の中に出てくる『七つ』という数が「7羽」を指すのか「7歳」を指すのか、子どもたちに聞いてみました。
 なぜならば、大人の間でも、度々論争の種となっていたからです。

  子どもたちに聞いてみると

  ・カラスは、一度に7羽子どもを産むのか。
     ・カラスの巣を見たことあるけど、そんなに子どものカラスはいなかった。
     ・7歳といったら、もう子どもではないんじゃないの。
     ・いや、いくつになっても子どものことだと思う。

などの、子どもの考えがたくさん出され、学級は大いに盛り上がりましたが、やはり、大人同様、結論は出ませんでした。
 
 しかし、この話は、子どもたちの知的好奇心に火を付けたらしくて、それからしばらくの間、カラスを追い続けました。
 カラスに関する知識を得るたびに、しばしば私に報告してくれました。

  ・カラスにはくちばしの太いのと細いのがいる。
  ・巣にはクリーニングでもらうハンガーを利用していた。
  ・カラスは黄色の色が苦手。
  ・私のお母さん、カラスに襲われた、などなど。

   いま、その子たち、何しているかなとたびたび思います。
   相変わらず、空を見上げて、カラスを探しているのかと思うことがあります。

                 *             *              *

       七つの子

野口雨情作詞・本居長世作曲/文部省唱歌

 烏 なぜ啼くの
 烏は山に
 可愛七つの
 子があるからよ

 可愛 可愛と
 烏は啼くの
 可愛 可愛と
 啼くんだよ

 
    山の古巣に
 行つて見て御覧
    丸い眼をした
    いい子だよ。


 


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