「食という字は,人を良くする」と書きます。
食卓を囲んで,わいわいの食事。家族の絆や食べ物に対する感謝の気持ちが深まったり,食事をとおして学ぶことはたくさんあります。が、
最近は,コケコッコ症候群なるものが指摘されています。

こ「孤食」(1人で食べる)
け「欠食」(食事を抜く,不規則な食事)
こ「個食」(家族が別々のものを食べる)
こ「固食」(いつも決まったものばかりを食べる)
(コケコッコ症候群は,上記の頭の文字をとったものです。)
このようなことを鑑み、 農林水産省でも「食事バランスガイド」というものを作成しました。
作成元の農水では、以下のように言っています。
1日に、「何を」、「どれだけ」食べたらよいかを考える際の参考にしていただけるよう、食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示したものです。
最近は脂質(ししつ)のとりすぎで栄養バランスがくずれてきています。
日本人が昔から食べてきたごはんを主食としてしっかり食べ、魚や肉、野菜・果物、海藻(かいそう)、豆類などを使った一汁二菜(いちじゅうにさい)という食べ方がバランスの良い食事に近いのです。
毎日の食事でごはん食(和食)をみなおしてみませんか。
インスタントラーメンが登場したのは1958年(昭和33年)でした。
以来,インスタント食品やカレーを代表するレトルト食品が出回り,70年代には冷凍庫や冷蔵庫,電子レンジの普及で冷凍食品が家庭で利用されるようになりました。
ここ50年ほどの食生活の簡便化,多様化には日を見張るものがあります。
その影響を受けているのかどうか分かりませんが,「豊かな心」育み,「健やかな体」を育てるために,食に関して少し考えてみる必要はないでしょうか。
食欲の秋ということもありますので…。
