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◆教育長室から(教育関係)


2020/10/06

言語能力の低下

| by 教育長

                              

 平成25年11月に,ショッキングな内容の記事が新聞に掲載されました。


   かいつまんで紹介すると
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    東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授(脳科学)と竹内光准教授(同)らのグループは,子どものテレビの長時間視聴が,言語能力などをつかさどる脳の前頭極に悪影響を与えるという研究結果を発表した。
    従来,心理学研究でテレビが子どもの読書や注意力を低下させることが確認されていたが,脳のどの部分に作用するかが明らかになったのは初めて。

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となります。


 
 「自ら考えたりする」というは脳の前頭極で行うそうですが,長い時間,テレビを見ていると,この部分の発達が遅れ,言語能力の低下を招くというわけです。

  川島教授は,
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   テレビ視聴の制限の必要性が脳科学でも裏付けられた。
   生活習慣が脳の発達に影響することを子育て中の親に知ってほしい。

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と,語っています。


    この記事では,何時間くらいテレビを見ていると,言語能力が低下するのか示されてはいませんが,いずれにせよ,テレビ,パソコン,スマートフォン,ゲーム機などなど,時間を決めて使用しないと,あとで大きなつけが回ってくることは確実なようです。
 

(追)すでにご存じかと思いますが,川島隆太先生は,脳トレで有名な方であることを申し添えます。


 


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