まず,下の表をご覧ください。
現在の私は,2人の親から,また,その親は,8人の親からと,さかのぼっていった表です。
現在の私 2人
両親 4人
祖父母 8人
4世代前 16人
5世代前 32人
10世代前 1,024人
15世代前 32,768人
20世代前 1,048,576人
25世代前 33,554,432人
30世代前 1,073,741,824人
10世代前では,1,024人もの祖先が存在します。
これが30世代前になると驚くべき数字になります。
この数字を眺めていると,祖先あっての私というのが実感でき,かけがえのない命が,脈々と続いているのが理解できます。
両方の父親も母親も亡くなり、子どもも家を出て、女房と二人切りになった私などは、よく家族のことを考えてしまいます。
女房からは「年をとったから」と簡単に片付けられてしまいますが…
昔、「一行詩 父よ母よ 吉村英夫選著」という本が,学陽書房から出版されていました。本書は,朝日・毎日・読売・日経・産経新聞ほか全国各紙及びTBS・NHK・フジ・朝日などのテレビで紹介されて爆発的な話題となったものです。
この本には,家族のほのぼのとした様子がたくさん詰まっており、「子どもは,ほんと,よく親を見ているもんだな」と思いました。何点か紹介いたします。
・父よ言いたいことがあったらはっきり言え,母よ,言いたいことをそのまま言うな。
・母よ,つべこべ言うけど,あんたの息子は,ええほうやで。
・怒るのは,愛情表現だという母よ。それは暴力です。
・父よ,「入るぞ」というのと同時に,私の部屋のドアを開けるのはやめて欲しい。
・父よ,いびきがやかましい。母よ,口がやかましい。
・母よ,犬よ,少しうるさいよ。
・お父さん,もっと派手に。お母さん,もっと地味に。
私も女房も、このように見られていたかもしれないと大笑いしました。
どうぞ、時間があれば、家族でも話題にして見てはいかがでしょうか。
ただし、この本は、現在も、売っているのかどうか分かりません。
それはお許しください。