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◆教育長室から(教育関係)


2020/06/16

「ぞうさん」の歌詞

| by 教育長

 「ぞうさん」は,作詞が まど・みちお氏,作曲が 團 伊球磨氏のとても有名な童謡です。おそらく知らない方はいないのではないでしょうか?                                  
   
  「ぞうさん」
   ぞうさん ぞうさん
   おはなが ながいのね
   そうよ
   かあさんも ながいのよ

 
  ぞうさん ぞうさん
     だれが すきなの
     あのね
     かあさんが すきなの


 まど・みちお氏によると,この歌詞には, 
      ・「鼻が長い」のは「変だよね」と周りからの偏見に対して,
   ・「そんなこと心配しないの,母さんも長いから大丈夫」とフォローし,
   ・「人と違っても自信と誇りをもとう」と子どもに勇気付けを図っている。

という意味合いがあるそうです。
 
 シンプルで愛らしい童謡ですが,差別するものに対する批判であるとともに,自信と誇りをもてという応援歌でもあったそうです。
 このことをご存じだったでしょうか。
 その意味では,金子みすず氏の作品も,同じことが言えます。

    「私と小鳥と鈴と」
  私が手を広げても,お空はちっとも飛べないが,
  飛べる小鳥は私のように,地面を早く走れない。
  私が体を揺すっても,きれいな音は出ないけど,
  あの鳴る鈴は私のように,たくさん唄は知らないよ。
  鈴と,小鳥と,それから私,みんなちがって,みんないい。

 
 個性を認め合うことの大切さを,今一度,見直したいものですね。
 


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