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◆教育長室から(教育関係)


2020/07/15

子どもの教育は「つ」のつく間

| by 教育長

 偉人シリーズ 第一弾

  親は子供に何を教えたらいいのでしょうか。
     国民教育の父と言われた森 信三(もりしんぞう)という方がいます。
 彼は,子どもの教育は「つ」のつく間(9つまで)に,次の3つを躾るだけで十分だと言っています。

 1 朝,必ず親に挨拶させる。
 2  親に呼ばれたら必ず「はい」とはっきり返事をさせる。
 3  脱いだら履き物をそろえ,使ったものを必ず元に戻させる。 

 
 森先生曰く,私たちは子供の躾は多少もの心ついてものの道理が分かりかけた時になってから,やればよいだろうと考えて,小学校の後半当たりから急に厳しくしがちです。
 でも,それでは手遅れだそうです。
 
 なぜならば,ものの道理が分かるということは,裏を返せば子供の我が強くなりかけたということです。頭でそうする方がよいと分かっていても,我が強くなっているので,親から注意されるとつい反抗するというわけです。

 これは大人も同じです。
 ですから躾は,我が出ないうちに始めないとうまくいけないそうです。 
 
 以前に、この話を保護者にしたところ、9つ過ぎたので私の家では手遅れですという答えが返ってきました(笑)。


(追1)森 信三(もり のぶぞう)日本の哲学者・教育者。
    1896年(明治29年)9月23日~1992年(平成4年)11月21日)

(追2)子どもの習いごとも、「9つ」までがいいということを聞きました。
        やはり「我」の問題でしょうか。


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