ようこそ!あなたは790034人目の訪問者です。
 

◆教育長室から(教育関係)


2020/07/15

福沢諭吉

| by 教育長

 偉人シリーズ 第二弾

 自分の子どももそうでしたが、子どもたちは「どうして僕たちは勉強するんだろう」と悩む時があります。
  その答えになるかどうか分かりませんが、福沢諭吉の「学問のすすめ」を参考例としてあげてみます。

****************************************

 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」というのは,保護者の皆さんは知っていると思います。福沢諭吉の「学問のすすめ」の中の有名なフレーズです。
 
 そのフレーズの後に、どのようなことが書かれているのかご存じでしょうか。
 
 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」の後,
 「されども,かしこき人あり,おろかなる人あり」と説いています。
 
 ここで「かしこき人」というのは「学んでいる人」であり,「おろかなる人」というのは,学ばない人のことを指しています。
 
 人間は生まれながら貴賤はないけれど,学ぶか学ばないかによって,かしこい人とおろかな人に分かれていくと言っています。
   もっとストレートにいうと,かしこい人とおろかな人では,人生の歩み方も自ずと違ってくるということです。
 人生の分岐点は,この「学ぶか」か「学ばないか」にあるということを,福沢諭吉は主張しています。

****************************************

 子どもたちは「どうして僕たちは勉強するんだろう」の問いの答えは、そんな大げさなことではなくて…といわれそうですね。

 




08:04 | 投票する | 投票数(3)