偉人シリーズ 第二弾
自分の子どももそうでしたが、子どもたちは「どうして僕たちは勉強するんだろう」と悩む時があります。
その答えになるかどうか分かりませんが、福沢諭吉の「学問のすすめ」を参考例としてあげてみます。
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「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」というのは,保護者の皆さんは知っていると思います。福沢諭吉の「学問のすすめ」の中の有名なフレーズです。
そのフレーズの後に、どのようなことが書かれているのかご存じでしょうか。
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」の後,
「されども,かしこき人あり,おろかなる人あり」と説いています。
ここで「かしこき人」というのは「学んでいる人」であり,「おろかなる人」というのは,学ばない人のことを指しています。
人間は生まれながら貴賤はないけれど,学ぶか学ばないかによって,かしこい人とおろかな人に分かれていくと言っています。
もっとストレートにいうと,かしこい人とおろかな人では,人生の歩み方も自ずと違ってくるということです。
人生の分岐点は,この「学ぶか」か「学ばないか」にあるということを,福沢諭吉は主張しています。
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子どもたちは「どうして僕たちは勉強するんだろう」の問いの答えは、そんな大げさなことではなくて…といわれそうですね。
