教育書を読んでいたら,友だちについて言及していた文章がありましたので紹介します。
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友だちは財産であると考えること
子供にとって,どんな仲間でも,友だちをもっているということはうれしいことです。「親友」といった心をうち割って話す者がいなくて,数だけたくさんであっても,友だちはいいものです。
保護者から見た尺度で測って,どうしても肯定できないような子供にとっては,興味・関心の分かち合える異質の友だち関係なのだと理解すべきです。
親しく行動する仲間は三人くらい以上は欲しいものです。
その子供たちを我が家に出入り自由にしておくことは,子供の内側を知る手立てを獲得したと言えます。
子供には「友だちは財産,何よりもかけがえのないもの,親よりも優先するものなのよ。友だちと質を高め合い,タイプの異なる人を見つけて仲間となり,そうして,友だちという財産を増やしながら成長する、「これがあなたにとって何よりの強みになるのよ。
一度使ったお金は消えてしまうし,その次に稼いだお金もまた消える。しかし,一度手に入れた友だちは,終生,ついて回るものなのよ。良きにつけ,悪しきに付けそれはついて回るのよ…」と常に話して聞かすべきでしょう。
「どうしても肯定できないような子供」をも友だちと見なす,ここが判断の分かれ目でないでしょうか。保護者の方はどうお考えになりましたか。
