本読みには,「既知(きち)読み」と「未知(みち)読み」の二種類があります。
「既知読み」とは,すでに知っている文章を読むことを言います。簡単に言えば,教科書などの音読がそれに当たります。内容や意味はすでに知っていて,それを反復して読むということになります。これが「既知読み」です。
これに対して,「未知読み」はというと,読み進んでいかなければ,本の内容が分からない文章を読むことを言います。新刊本などがそれにあたります。
私たちの知識を広げてくれるのは,どちらかというと「未知読み」です。
最近は,読書離れといわれています。そこで,子どもたちに,たくさん本を読むことを目標に掲げさせてみてはいかがでしょうか。
あるアメリカの心理学者の話によれば,人間の注意力が集中できる時間は,25分が限度であるといっています。そして,「25分間読書法」というのを提唱しています。
25分間集中して読むと,普通の本なら20ページ読めるそうです。
月に直すと600ページ(300ページの本が2冊)。
年に直すと,実に24冊も読めることになります。
どうでしょう。
親子で,読書。
いかがですか。
(追1)第五小学校 前職員の横山直起先生からたくさんの本を頂戴いたしました。
子どもたちに本を読むことの楽しさを伝えていきたいと思います。

(追2)最近、私が読んで衝撃的だったのは『ヒトは「いじめ」をやめられない ~「いじめ」と「脳内ホルモン」の危うい関係~』です。
「子どものいじめ」「大人のいじめ」の回避策を脳科学から考えるという本になっています。値段は、780円(小学館新書)です。興味ある方はお読みになってはいかがでしょうか。
