教育委員会のホームページがダウンしてしまい,読者の方々には、大変ご迷惑をおかけいたしました。復旧に携わった職員の努力の甲斐もあって,予定よりかなり早く再開することができました。
それにともなって,「教育長のひとり言」も再開することにしました。
つたない文章ですが,今回も家庭向けに書いていきますので,話題にしていただければ幸いです。
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幼稚園から小学校にかけて,子供たちは急速に世界をひろげ成長していきます。
この時期は,親としても,子どものあまりの変化に驚き,戸惑うことも多いこと思います。
フランスの思想家にルソー( 1712~1778)という人がいます。その人は,次のように語っています。
子どもを不幸にする一番確実な方法は,それは何もさせないことだ。 あれもこれもすべて親がやってあげるということは,子どもにとっては,良くないということです。
失敗も含めたいろいろな経験をさせてこそ,初めて子どもは育つというわけです。
約200年前に子育てについて語ったルソーの言葉ですが,保護者の方々はどうお感じになるでしょうか。
今の時代にそぐわない言葉である。
いや,考えるところは大いにある言葉である。
時間に余裕がある時,ちょっと考えていただければ幸いです。
* * * * * 一年間大変世話様でした。
よい年をお迎えください。