ある本を読んでいたら,次のようなお話(一部抜粋)が載っていましたので紹介します。
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子供にためにできること,それは「ありがとう」という言葉です。
これは人間関係の基本ですが,特に自己評価の低い子供は,自分なんか何の役にも立たない,何の取りえもないと思ってます。
そういう子供が「ありがとう」といわれると,すごくうれしそうな顔をするのです。非行少年でもそうです。自分たちはどうせ社会の害毒だ,迷惑な存在だと思っているし,人かえらもそう言われてきました。
それが,人から感謝されると,こんな自分でも何か人の役に立てるのか,と,とてもうれしそうな顔をするのです。
自分みたいな者でも,居ていいのかなと思えるわけです。
ですから,「ありがとう」という言葉を出し惜しみせずに,ぜひ言っていただきたいと思います。
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親が子供に「ありがとう」というのをはばかっているような時代ですが,子供に「ありがとう」と言っている保護者を見ると,本当にすてきな親子だなと思ってしまいます。家庭の雰囲気が伝わってくるようです。
