道徳の本にも採用されている「ハインツの苦悩」という物語があります。
物語の内容は以下の通りです。
ハインツには奥さんがいます。
その奥さんが病気にかかって死にそうになっています。
お医者さんは「ある薬を飲めば助かるかもしれないが,それ以外助かる方法はない。」と言いました。
その薬は,最近ある製薬会社が発見したもので,10万円かけてつくって,100万円で売っています。
ハインツは,できる限りのお金を借りてまわったのですが,50万円しか集まりませんでした。
ハインツは製薬会社に訳を話して,薬を安く売るか,または,不足分はあとで払うから50万円で売ってくれるように頼みました。しかし,製薬会社は「私どもがその薬を発見しました。私どもは,それを売って,お金をもうけようと思っています。」と言って、頼みを聞きませんでした。
ハインツは苦悩しました。そして,その夜,奥さんを助けるために,製薬会社の倉庫に泥棒に入り,薬を盗んでしまったのです。
さて,ハインツの行為を,保護者のみなさんは,どう思われたでしょうか。
◇仕方がなかったが、やっぱり盗んでよかった。
◇わからない。
◇盗まないほうがよかった。
様々考えがあると思います。
もしよろしかったら、家族で,話し合ってみてはいかがでしょうか。
互いにおもしろい考えを聞くことができると思います。
(追)前にも掲載したような気がしますが、重なっていたらお許しください。