今回も前回に続いて「福祉の心」について考えてみます。
「身体障害者補助犬法」の成立によって、厚生労働省が作成したものです。
身体障害者補助犬法は身体障害者がお店や病院、交通機関など公共の施設を利用する場合に、補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)を同伴することができるようにするための法律です。
ウェルカムほじょ犬!と書かれたところは、補助犬使用者の皆さんは安心して施設を利用することができます。
このマークは「耳が不自由です」という自己表示が必要ということで作成されたものです。受付窓口などでは、「手招きして呼ぶ」「大きな声ではっきり話す」「筆談をする」などご協力をお願いします。このマークは、聴覚障害の方が自発的に使用するものです。法的拘束力はありません。
一般的な使い方とすれば、次のような感じになります。
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができるマークです(JIS規格)。
ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車・バス内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動が求められています。
このように形になっており、バック取り付けて理解と協力を求めています。
「身体内部に障害がある人」を表しています。
身体内部(心臓、呼吸機能、じん臓、膀胱・直腸、小腸、肝臓、免疫機能)に障害がある方は外見からは分かりにくいため、様々な誤解を受けることがあります。 内部障害の方の中には、電車などの優先席に座りたい、障害者用駐車スペースに停めたい、といったことを求めていることがあります。
上記と似たようなマークですが、通常、オストメイトマークと呼んでいます。
オストメイトとは、がんなどで人工肛門・人工膀胱を造設している排泄機能に障害のある障害者のことをいいます。
このマークは、オストメイトの為の設備(オストメイト対応のトイレ)があること及びオストメイトであることを表しています。
東北新幹線の「ハヤブサ」のトイレにも、このマークがありました。
白杖を頭上50cm程度に掲げてSOSのシグナルを示している視覚に障害のある人を見かけたら、進んで声をかけて支援しようという「白杖SOSシグナル」運動の普及啓発シンボルマークです。
白杖によるSOSのシグナルを見かけたら、進んで声をかけるようにしたいものですね。
以上、続・福祉の心でした。