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◆教育長室から(教育関係)


2020/06/02

肌色

| by 教育長

 下の写真は、ぺんてる発売しているオイルパステルです。


 
 色の表示をご覧ください。
 なぜか「ペールオレンジ」という他とは違った表示がなされている色があります。
 この色、昔は「はだいろ」と言っていました。
   しかし、現在は「ペールオレンジ (pale orange)」と言い換えて表示しています。
 
 なぜでしょうか。
 
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から、その理由を引用させていただきます(一部抜粋)。
 
 人種差別に対する問題意識から、人種・個人差・日焼けの度合いによって肌の色は異なるのに特定の色を肌色(フレッシュ)と規定することはおかしい、としてこの名称を避ける動きがあり、クレヨン・クーピーペンシル・絵具等で従来の肌色を薄橙(うすだいだい)やペールオレンジ (pale orange) 等と言い換える場合がある。

というわけです。

 
 次に、下の色鉛筆をご覧ください。



 これはアメリカで購入したものです。
 よく見ると、肌色がありません。


 すでにおわかりだと思いますが、白人、黒人、黄色人種など、たくさんの人種によって国が成り立っているのがアメリカです。
 アメリカにとっては、肌色は、どうしても必要な色ではないということです。

 
 色鉛筆、パステルからも、グローバルな世界が見えないでしょうか。


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