学研教育総合研究所は、令和元年(2019)、全国の小学生の保護者1200組を対象に小学生の日常生活と学習に関するアンケート調査を行ったそうです。
その中には「将来つきたい職業トップ10」という調査もありました。
それを引用させていただます。
結果は次のとおりです。(紙幅の関係で1~5位まで)
◇(令和元年調査):女子
1位 パティシエ(ケーキ屋)
2位 保育士・幼稚園教諭
3位 看護師
4位 医師(歯科医師を含む)
5位 花屋
ちなみに
(平成元年調査):女子
1位 保育士・幼稚園教諭
2位 小中高の先生
3位 看護師
4位 歌手
5位 ファッションデザイナー
*驚くことに、平成元年では上位を占めていた「小中高の先生」「歌手」は、令和 になると姿を消し、「パティシエ(ケーキ屋)」になりたい子どもたちが、圧倒的に増えています。
◇(令和元年調査):男子
1位 You Tuberなどのネット配信者
2位 プロサッカー選手
3位 プロ野球選手
4位 運転士
5位 警察官
ちなみに
(平成元年調査):男子
1位 プロ野球選手
2位 一般サラリーマン
3位 プロ野球選手以外のスポーツ選手
4位 警察官
5位 パイロット
*男子はもっと驚きます。30年前は、存在しなかった「You Tuberなどのネット配信者」が、これまで長く1位を独占してきた「プロ野球選手」を抜き、新しい時代の到来を告げているようです。
今後、機械学習や人工知能に関する技術の発展とともに、AIがますます一般社会に浸透してきます。たくさんの子どもたちが希望する「You Tuberなどのネット配信者」などは、その一つの現れではないでしょうか。
ネットを見ていたら「AIに奪われる仕事」というのが載っていました。
例えば、次のような職業です(一部抜粋)。
IC生産オペレーター、一般事務員、鋳物工、医療事務員、受付係、AV・通信機器組立・修理工、駅務員、会計監査係員、貸付係事務員、学校事務員、寄宿舎・寮・マンション管理人、 給食調理人、行政事務員(国)、 行政事務員(県市町村)、銀行窓口係など。
また、「AIに奪われない仕事」というのも載っていました。
例えば、次のような職業です(一部抜粋)。
アートディレクター、アナウンサー、アロマセラピスト、犬訓練士、医療ソーシャルワーカー、インテリアコーディネーター、インテリアデザイナー、映画カメラマン、映画監督、エコノミスト、学芸員、学校カウンセラー、観光バスガイド、ゲームクリエーター、教育カウンセラー、クラシック演奏家、芸能マネージャーなど。
嘘か、本当か、分かりませんが、10年後、20年後、どんな社会になっているのでしょうか。