人は「ほめられる」ことを通して成長します。
他者から認められ,喜びを知ります。
現に「ほめ」がすばらしい結果を生んでいるのを私たちは目の当たりにしていいます。
それは,オリンピックで,高橋尚子選手(シドニーオリンピックで金メダル),有森裕子選手(バルセロナオリンピック銀・アトランタオリンピックで銅)にそれぞれメダルをもたらした小出義雄監督の存在です。
小出監督の指導を小出マジックといいます。
小出マジックは「ほめ」の極みです。
学校でも・家庭でもそれは同様です。
「よく考えたね」「なるほど」「よく気付いたね」などと,保護者からのちょっとした言葉は,自分への評価と子どもはとらえ,さらに意欲的になります。
ほめることは,子どもを伸ばす「魔法の言葉」です。
しかし,子どもをほめることは簡単ではありません。よく観察していないと,なかなかそのチャンスは巡ってきません。
「叱るは『ほめる』より安し」と言われるのはそのためです。
この年になった私でさえも,ほめられるとうれしいものです。
よく子どもを見つめて,リアルタイムに,ほめてあげたいものですね。
