なんといっても,親と子どもの間で異なるものは,価値観です。
例えばその一つにあげられるのは,友だちに対する価値観です。
保護者の方々が,よい友だちだとしてあげる項目は,一般的には(おそらく)
○勉強ができる子
○優しくて親切な子
○素直で大人のいうことをよく守る子
○清潔で健康,悪い遊びはしない子
○ウソをついたケンカをしない子となっています。
それに対して子供たちは,
○面白いことを一緒にして遊ぶ子
○親のいうことよりも友だちのいう方を信じてくれる子
○秘密をばらしたりしない子
○ケンカをやっても仲直りがするのがうまい子
○大人にはウソをついても仲間にはウソをつかない子
と比較しても分かるように,評価が大きく分かれてしまいます。
この価値観を理解し,この溝をどう埋めていくかということになります。
子どもが「お父さん,お母さん,大嫌い」と思うときがあります。
○子どもであっても面子をつぶされたとき
○ケチを付けられたとき
○約束を破って,秘密をばらされたとき
○告げ口したとき
○子どもを疑ってかかったとき
○友だちをけなされたとき
○予定を無視されたとき
○あとで文句を付けられたとき
○比べて叱られたとき
○「勉強,勉強」というとき
などだそうです。
「お父さん,お母さん,大嫌い」と子どもが言う裏にも,価値観の違いが見え隠れしているかもしれませんね。
