古い資料で申し訳ありませんが、今日はここからスタートします。
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ベネッセ教育総合研究所(2013年)が,全国の小学生5年生から高校2年生までの約8000人を対象にした調査で、子どもの過半数が「忙しい」「疲れやすい」「もっと寝たい」ということが明らかになりました。
「忙しい」と感じているのは,小学生で49%,中学生で59%,高校生で69%。
「疲れやすい」と答えたのは,小学生で52%,中学生で68%,高校生で71%。
そして,小学5年生で8時間36分あった平均睡眠時間は,学年が進むにつれて徐々に減り,高校2年生では,なんと6時間32分まで減少しています。
特に,元気が売りの小学生の半数が,「忙しい」「疲れやすい」と言っていることは,驚くべきことです。調査をした方々も、『子どもの「大人化」が進んでいる。大人の生活に合わせるのではなくて,生活のリズムを守って子どもの時間をもっとつくってほしい』とコメントをしています。
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今は2013年どころか、それ以上に、子どもたちは、忙しい思いをし、疲れ切っているのではないでしょうか。
それを裏付けるように、全国的に子どもたちの体力低下が,ゆゆしき問題になっています。文部科学省でも,学習指導要領の改訂を行い,「体育の充実,豊かな心と健やかな体の育成」にさらに力を入れて指導することになりました。
「体」の充実なくして,「知」や「徳」の伸びはないと考えます。
知・徳・体のバランスがほどよく調和した学校教育を今後とも進めてまいります。
