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◆教育長室から(教育関係)


2020/08/17

習い性(しょう)

| by 教育長

                               

 不便なものより便利なもの,苦しい思いをするよりは少しでも楽な方へ気持が流れるのは,何も子どもたちに限ったことではありません。
 大人の場合でも,そうです。これが現実です。
 
 習い性という言葉があります。
 「故事・ことわざ辞典 三省堂」で調べてみると,次のように載っています。
 
    習慣が第二の天性になる。
 悪い習慣を繰り返していると,それが生まれつきの性格のようになる。
  【習い,性と成る】
 
 「悪い習慣を繰り返していると,生まれつきの性格になる」。これは困ったものです。子どもをはじめ私たちは,自分を律しない限り,楽な方へ楽な方へと流れてしまいます。

 
 辛いのを我慢して一つのことをやり遂げた後には,何者にも耐え難い喜び
があるということを何とかうまく伝え,その喜びをともにしたいものです。
 
 そのためには,しっかりした目標を決めることです。
 目標は,ちょっと努力すれば手が届く程度が「ベター」です。
 
   ちょっと努力すればというのがミソです。
 無理な目標は,長続きしません。ちょっとがいいのです。
 そのちょと,ちょっとの目標をたくさんクリアーしながら「やり遂げた喜
び」を実感させたいものです。
 
 それがよい意味の「習い性」になっていくと考えますが,いかがでしょうか。


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