谷川俊太郎(写真)著「ことばあそびうた」(日本傑作絵本シリーズ)は、福音館書店から出版されています。


ここに掲載されている詩は、リズム感にあふれた言葉で綴られているのが特徴となっています。
しかも、全部ひらがなで書いてあり、句読点が打たれてませんので、最初の音読は大いに戸惑います。
が、しかし、子どもにとっては、そこが楽しいらしく、
毎回、「帰り会」で、大声で朗読しました。
他の学級は、ずいぶん迷惑だったと思います。
ここで突然なのですが、保護者皆様にも挑戦していただきたいと思います。
「では、いち、にのさん、ハイ」
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かっぱ
かっぱかっぱらった
かっぱらっぱかっぱらった
とってちってた
かっぱなっぱかった
かっぱなっぱいっぱいかった
かってきってくった
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意味が分かりましたでしょうか。
句読点を付けるとこうなります。
かっぱ、かっぱらった (かっぱが、盗んだ)
かっぱ、らっぱ、かっぱらった (かっぱが、ラッパを盗んだ)
とって、ちってた (とって、ちってたと鳴らした)
かっぱ、なっぱかった (かっぱが、菜っ葉を買った)
かっぱ、なっぱ、いっぱいかった (かっぱが、菜っ葉を、たくさん買った)
かって、きって、くった (買って、切って、食べた)
「では、もう一度音読してみましょう。」

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難易度を上げてみました。では、これはどうでしょう。
いるか
いるかいるか
いないかいるか
いないいないいるか
いつならいるか
よるならいるか
またきてみるか
いるかいないか
いるかいないか
いるいるいるか
いっぱいいるか
ねているいるか
ゆめみているか
さらに、難易度を上げました。では、これならどうでしょう。
ことこ
このこのこのこ
どこのここのこ
このこのこののこ
たけのこきれぬ
そのこのそのそ
そこのけそのこ
そのこのそのおの
きのこもきれる
本当にお付き合いありがとうございました。