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◆教育長室から(教育関係)


2020/05/22

麻の中の蓬(蓬)

| by 教育長
 蓬(よもぎ)は皆さんご存じかと思います。
 春の地表に生えた若芽は食用になり、餅に入れられることから、別名モチグサ(餅草)などとも呼ばれます。

 その蓬、よく見ると茎がピンと天に向かってまっすぐ伸びているものは、ほとんどありません。あっちに伸びていったり、こっちに伸びていったりで、収まりがつかない植物といえます。

 一方、麻はどうでしょう。どの茎も高くまっすぐ生育します。

 まっすぐ伸びる麻と、そうでない蓬の二つから、標記の「麻の中の蓬」ということわざが生まれました。

 ことわざの意味は、蓬のように曲がりやすいものでも、まっすぐな性質の麻の中に入って育てば曲がらずに伸びる。
 人は善良な人と交われば自然に感化を受け、だれでも善人になるということです。

 学校再開が近くなってきました。
 遅まきながら新学期が始まります。
 
 みんな仲良くしながら、よい学級、よい学校をつくっていってほしいなと思っております。保護者の皆様のご協力もお願い申し上げます。


 
(追)原稿書いててよもぎ餅が食べたくなりました。
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