資料を使い子どもたちに考えてもらうような授業をしていました。
松二小で行っているNIEの授業のひとつ、みたいなものです。
ゴルフ場でボールの直撃を受け、左目が失明状態にとなった方の記事が、新聞記事に載りました。
これを元に授業を組み立ててみました。

いかが授業の骨子です。
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AさんとBさんがゴルフ場でプレーをしていました。
Aさんが先にスタートし、 Bさんは、後からのスタートでゲームが始まりました。
先行くAさんに向かって、Bさんは「打ちますよ」声をかけ注意を促しました。
しかし、運悪くAさんの左目にゴルフボールがあたり、失明してしまいました。
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このようなことは学校の遊び時間でも起こりうる話です。
「ボールが飛んでいくよ」と声をかけても、当たってしまうことがよくあります。
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AさんはBさんを相手に損害賠償を求めた訴訟を起こしました。
・「打ちますよ」と言ったとしても、ゴルフボールを打ったBさんがやはり悪い。
・いやBさんは悪くない。なぜなら、「打ちますよ」声をかけて注意を促している
から。声をかけなかったら問題はあるが声をかけたので、損害賠償には当たらな
い。
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Bが悪い、Aが悪いと喧々ガクガクの討論、いや激論になりましたが、最終的にはほぼBさんが悪いということに落ち着きました。
子どもたちはそうなりましたが、さて、保護者の皆様はどう判断しますか??
答えは、次週にお話しさせていただきます。
(追)授業後、東京地裁の判決を、子どもたちに教えたところ、その反応は「えー」でした。
これがヒントですが…。