前回に続いて,ある本を読んでいたら,次のようなお話(一部抜粋)が載っていましたので紹介します。
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「やればできるんだから」という言葉は,私たちは,ほめ言葉と思っています。あなたは,本当に能力がある,と伝えているつもりなんです。
ほめているのに,どうして,やる気を出さんのか,ということです。
でも,何度言ってもやろうとしない場合は,やらないのではなく,できないんです。それは能力的なものかもしれないし,意欲がないからかもしれない。とにかくできないのです。
できない人に「やればできるんだから」といい続けると,どうなるかというと,やればできるのにしないのは,あんたが怠けているからだ,たるんでいるからだ,というメッセージになります。
要するに,相手を否定する言葉になります。こうなると,いくら言われてもほめ言葉どころか,責めていると感ずるだけで,やる気はどんどんなくなっていきます。
ちっともやろうとしなくなるのは当然です。(後略)
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そういう意味にも受け取られるなと思いました。
私も、ひょっとしたら、これで自分の子どもをつぶしてしまったのではないかと思ってしまいました。
保護者の方々は,どうお感じになったでしょうか。
