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◆教育長室から(教育関係)


2020/07/22

1対29対300

| by 教育長

    1対29対300

 保護者の皆様,この数字の意味がお分かりでしょうか。
 
 アメリカの保険会社の技士だったハンリッヒという方が,5千件を超える産業事故を分析して,共通した一つの法則があることを発見しました。
 
 1件の大きな事故が発生する背後には,29件の中規模の事故があり,さらに,その背後には,取るに足りないと思われるような小さな事故が300件あるという法則を導き出しました。
 
 言い換えれば,「何,このくらいたいしたことがないや」と「ひやり」「はっと」の種類を放置しておきます。
 すると,「ひやり」「はっと」が300回続くうちに,誰かがケガをするような事故が29回起き,ついには生命にかかわる大事故が起きてしまうというものです。
 
 彼の発見は,ハインリッヒの法則 あるいは 1対29対300の法則と名付けられています。
 旧国鉄(現在のJR)でも,330(1+29+300)サンサンマル運動として取り入れられ,安全の確保に努めました。

 今年は、夏休みが少なく、授業日が多くなり、暑い中、学校に来ることになります。
 学校でも十分に注意しますが、ご家庭でも安全面での声掛けをお願いいたします。




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