1対29対300
保護者の皆様,この数字の意味がお分かりでしょうか。
アメリカの保険会社の技士だったハンリッヒという方が,5千件を超える産業事故を分析して,共通した一つの法則があることを発見しました。
1件の大きな事故が発生する背後には,29件の中規模の事故があり,さらに,その背後には,取るに足りないと思われるような小さな事故が300件あるという法則を導き出しました。
言い換えれば,「何,このくらいたいしたことがないや」と「ひやり」「はっと」の種類を放置しておきます。
すると,「ひやり」「はっと」が300回続くうちに,誰かがケガをするような事故が29回起き,ついには生命にかかわる大事故が起きてしまうというものです。
彼の発見は,ハインリッヒの法則 あるいは 1対29対300の法則と名付けられています。
旧国鉄(現在のJR)でも,330(1+29+300)サンサンマル運動として取り入れられ,安全の確保に努めました。
今年は、夏休みが少なく、授業日が多くなり、暑い中、学校に来ることになります。
学校でも十分に注意しますが、ご家庭でも安全面での声掛けをお願いいたします。
