幼稚園から小学校にかけて,子供たちは急速に世界をひろげ成長していきます。
この時期は,親としても,子どものあまりの変化に驚き,戸惑うことも多いこと思います。
フランスの思想家にルソー( 1712~1778)という人がいます。
人間性を軽視した古い教育観に対して、子どもの人格や自由を尊重し、子どもの心身の発達に応じて適した教育を行うことを主張した彼は「子どもの発見者」と呼ばれます。
そのルソーは,次のように語っています。
子どもを不幸にする一番確実な方法は,それは何もさせないことだ。
あれもこれもすべて親がやってあげるということは,子どもにとっては,良くないということです。失敗も含めたいろいろな経験をさせてこそ,初めて子どもは育つというわけです。
約200年前に子育てについて語ったルソーの文言ですが,保護者の方々はどうお感じになるでしょうか。
今の時代にそぐわない文言である。
いや,考えるところは大いにある文言である。
時間に余裕がある時,ちょっと考えていただければ幸いです。
最後に、今の子どもたちを揶揄したこんなことを言っている人もいます。
其の1 暖房きかせて 寒さがない。
其の2 冷房きかせて 暑さがない
其の3 おやつが過ぎて 空腹がない
其の4 歩かないで 疲れがない
其の5 玩具の与えすぎで 興味がない
其の6 テレビの見過ぎで 考えがない
其の7 何でもホイホイ 我慢がない
其の8 点数以外は 関心がない
其の9 分かっているけど 行わない
其の10 これでは まともに育たない
こちらも、時間に余裕がある時,ちょっと考えていただければ思います。
