シチズン時計が6月10日の「時の記念日」に、小学校4年生~6年生の子ども400人を対象に「子どもの時間感覚」を調査しました。
その結果を以下のとおりです。
【2016年】 【2001年】 【1981年】
1 睡眠時間 8時間21分 8時間29分 8時間48分
2 朝食時間 19分 26分 21分
3 母との会話 58分 1時間16分 53分
4 父との会話 30分 36分 28分
5 勉強時間 58分 56分 1時間05分
6 外遊び 1時間12分 1時間47分 2時間11分
7 TV視聴 1時間43分 2時間19分 2時間09分
8 音楽視聴 29分 46分 23分
9 読書 29分 44分 34分
10 ゲーム 57分 * *
11メールやSNS 19分 * *
*1981年という時代
•アニメ「Dr.スランプ アラレちゃん」が大ヒット。
•ピンク・レディーが解散。
•セーラー服と機関銃
•大相撲で千代の富士貢が横綱に昇進する。
*2001年という時代
•大阪府にユニバーサル・スタジオ・ジャパンが開園。
•アニメ映画「千と千尋の神隠し」が記録的なヒット。
•アメリカ同時多発テロ事件発生。
•ヤだねったら、ヤだね
外で遊んでいる時間が、35年間で半減しています。
それに伴って、テレビの時間が増えているのかと思いきや、さにあらず、テレビ離れも進んでいることが分かります。
勉強時間も少しずつ減ってきています。
ゲームやメール・SNS に1時間16分とられてしまえば、少なくなるのは当然と言えば当然ですね。
各学年の勉強時間は、一般的に学年×10+10分といわれています。
ですから4年生ですと4×10+10=50分
5年生ですと5×10+10=60分
6年生ですと5×10+10=70分
そう考えると、6年生は、もう少し勉強してもいいかもしれませんね。
また、読書の時間の減少も気になります。
勉強と同じように、ゲームやメール・SNSの時間に割かれているのが要因かもしれません。あるいは、ネットで調べれば、本など読む必要がなくなってきたかもしれません。
私個人としては、数多く本に触れてほしいと願っていますが…、大学生が、1ヶ月読んだ本が0.7冊などという話を聞くと、極めて悲しくなってきます。
家族の会話の時間も実際少なくなってきています。
前に、こんな文章を書かせていただきました。それをもう一度お示しします。
笑いながら読んでみてください。
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日本のお父さんが家庭でしやべる言葉は,「風呂」「めし」「寝る」の三語だとよく言われています。もう少し話したとしても「水」「薬」「行くぞ」と,まるで会話になってないのが普通だとも言われています。
例えば,食後,薬を飲むお父さん,「おい,あれ。」と奥さんにいい,奥さんはそれですべてが分かり,黙って薬と水を用意するという具合です。
中には,お父さんが食事を終えた頃には,ちやんと食卓に水と薬が用意されていて,お父さんが「おい,あれ」という必要がない家庭もあります。
こんな極端な家族は、今はいない(たぶん)と思いますが、もう少し家族団らんの時間があってもいいのかなと思っています。
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いろいろ書きましたが、時間があれば、家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。