「ダブル・バインド(Double Bind)」(別名,二重拘束)
二重拘束という話し方をする時があります。
その話し方をすると,子どもたちは混乱することが多いのです。
「ダブル・バインド」とは,心理学用語で,その意味は,二つの相反する言動を一度に受けるということです。
具体の例を示しますと、父親が子どもに「お前は男の子なんだから,外で元気に遊びなさい」といいます。
一方、母親は「外で遊んでばかりいて駄目でしょ。しっかり勉強しなければ,お父さんみたいになってしまうでしょ」といいます。
子どもは,父親と母親から相矛盾すること話しかけることで,誰に従ったらよいか悩んでしまいます。このような話し方を「ダブル・バインド」といいます。
*「Double Bind」(別名,二重拘束)
教師も知らないうちに,以下の例示のような「ダブル・バインド」をしてしまっていることがあります。
・「みんなと相談しなさい。でも,一人で考えることも大切よね。」
・「時間がないので,急いで書きなさい。でも,人に見せるのだから丁寧に書くのよ。」
細心の注意を払いたい話し方です。
(追)現在、教育委員会では、シトラス・リボン運動を展開中です。詳細つきましては、HPに載せてありますのでご覧ください。趣旨に賛同していただければ幸いです。
では、よい週末をお迎えください。