靴ひもを結んだ経験のない子どもは,靴ひもの結び方が分かりません。
マッチの付け方を知らないこと子どもは,火を灯すことはできません。
独楽を回したことのない子どもは,独楽の回し方を知りません。
このように,ほとんどの場合,自分が経験したことのないものは,できない,分からないものなのです。それは,大人でも同じことが言えます。
しかし,「覚える」(学ぶ)という視点から見てみますと,経験することは,人間の成長にとって極めて重要な要素であることが分かります。
「覚える」といった場合
①自分で経験したことは,90%覚えている。
②見たことは,60%覚えている。
③読んだことは,30%覚えている。
④聞いたことは,わずか10%しか覚えてない。
と言われています。
経験したことを覚えている割合が際だって高く,それだけに,経験がいかに大切か,ということをご理解いただけたのではないでしょうか。