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◆教育長室から(震災関係)


2020/09/08

震災~学校現場から(1)

| by 教育長


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 ここからは、様々な学校の記録を紹介していきます。
 重複するところもあると思いますが、当時の緊迫した様子を感じ取っていただければ幸いです。なお、現在は、反省を生かし、今の防災に生かされていることを申し添えます。

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【危機管理】
 平成23年3月11日午後2時46分,携帯電話の緊急地震速報が鳴り響くとともに非常に強い揺れに襲われた。校内は,卒業式当日であったため,1・2年生は下校しており,体育館に「卒業生を祝う会」に参加していた,卒業生と保護者,教職員約160名と職員室に職員2名がいた。

 長く続いた揺れが収まりかけた時に,体育館の全員を校庭に避難をさせ,人数や負傷者の有無の確認を行った。

  いつ何が起きるか分からないということは,十分認識しているつもりが,その場の雰囲気から,あのような強い地震にが起こり,多くの人を安全に避難させたり,その後の様々な対応に追われたりという心構えは,その時には,まったくできていなかった。

 携帯電話とラジオにより情報収集をする中で,東北地方から関東にかけて強い揺れが襲い大きな被害が出ていることや大津波警報が出されていることを知った。

 強い揺れの後であったため,生徒と保護者を校舎に戻すことは危険であると判断をし,その場から帰宅させることにした。幸いほとんど生徒は,保護者も学校にいたため一緒に帰宅させることができた。しかし,今から振り返ると,津波が押し寄せるということは想定もせず,帰宅させてしまったことである。

 今後の体制整備に生かしていかなけれなならないことであると考えている。(A中学校)

                                                     
【組織体制】
 平成23年3月11日(金)の震災を体験し,B中学校は避難所として開設した。最大で400名を収容し避難してきた方々と共に生活をした。
 そこで感じたことは,強いリーダーシップを発揮して,次々と物事に対応していくことが非常に大切だと思った。
 それがないとまわりが混乱し問題が大きくなってくると感じた。(B中学校)


 


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