子どもに愛情を注がない親はいないと思います。
自分の子どもであれば愛らしく,いとおしいものです。
ただそれが高じて,溺愛をしてしまう場合もあります。
昔,ベストセラーになった本があります。
非行の火種は,3歳に始まる 親が泣かない25の鉄則
相田和男著 PHP出版
著者の相田和男氏は,少年院で法務教官を12年,さらに保護観察所で保護観察官として20年,併せて32年にわたって非行や犯罪を見てきた人です。
彼の著書には,「幼児期の溺愛は自分をコントロールする力が弱くなり非行に走りやすい」と書かれています。
では,そのようにならないためには,どんな育て方がいいのかというとことになります。ある本には,ハリネズミの親子のように育てるのがいいと書かれていました。
寒い夜,ハリネズミの親子は,抱き合って寝ようとするが,お互いの針がいたくて抱きあえない。仕方なく,お互いがすぐそばまで近づきあって寝るというのです。つまり,べたべたとするような関係ではなく,お互いの愛情を信じつつ暮らしていくのがよいというわけです。
保護者の皆様はどのような感想をお持ちになったでしょうか。